思わず手に取ってしまうような
これまでにない
『デザイン性』の高いティシュー
「箱を飾って楽しむティシュー」をコンセプトに開発した商品
ティシューケースがなくても、そのまま飾れてインテリアになるデザインを目指した商品が、この「エルモアKazaru×Krafty」です。「インテリアになるデザイン」という事にもこだわり開発しています。
箱(カートン)を、通常の白い紙(白板)ではなく「クラフト素材」を採用することで、クラフト素材特有のあたたかな風合いとさわり心地を備えたティシューボックスを目指しました。
中身のティシュー自体にもこだわり、独自製法により一般的なティシューと比べ嵩が高く、ふんわり柔らかなティシューに仕上げることで、使われる用途を想像しながら企画した、より使い心地の良いティシューになっています。
A・M 本社 開発企画部
N・A 本社 開発企画部
S・F 本社 開発企画部
初めてのコンセプト、初めての挑戦。
ゼロから作りだすことに不安も大きかったですが、
チャレンジングな内容に挑戦の価値を感じました。
井川社長より、インテリアとしても使用できる商品開発に取り組まないか、とチャンスをいただいたのがこのプロジェクトのきっかけでした。
当初、これまで開発してきた「コスト重視の商品開発」と真逆ともとれるように感じた内容に、私たちは頭を悩ませていました。
更に、これまでは既存の商品を改良していくような仕事がメインで、ゼロベースで自分たちが作るという仕事自体が初めてだったため、ワクワクしながらも「売れなかったらどうしよう・・・」と不安が大きかった事をよく覚えています(笑)【N・A】
商品について話し合いを重ねる中で、特売商品としての位置付けが高いティシューペーパーという分野では、使用シーンを考えた商品というものはあまりなく、このプロジェクトへの挑戦の価値を改めて強く実感しました。
プロジェクトを成功させるべく、コストよりもコンセプトに見合った商品を作ることに注力しようと考えるようになっていきました。
新しい素材に対しての課題やデザインとの相性、
加工の問題など、様々なリサーチをしながら
乗り越えた壁の先に生まれた「飾れる」ティシュー。
カートン(箱)に採用する素材として、様々な紙素材を取り寄せたことはこれまであまりなかったので、印象に残っています。
異なる風合いの紙素材がたくさんある中で、デザインとの相性なども考えて吟味しました。最終的には、クラフト素材が採用されたのですが、クラフト素材のカートンは初めてで、なかなか上手く加工できませんでした。【A・M】
ティシューペーパーは高速で加工を行うため、カートンの滑りが少し変わるだけで加工性に問題が出てしまいます。カートンの表面に特殊なパターンニスを施す技術を開発したり、印刷の向きを変えてみたりなど、生産しながら調整を重ねて壁を乗り越えました。スムーズに加工ができるようになった時は、とても達成感がありました。
デザインに関しても、流行をリサーチしたり、お取引きのある外部のデザイナーさんともコラボしたり、試行錯誤しました。
東京で行われた展示会に来られたお客様へアンケートも実施しましたし、他部署の方からも意見を取り入れながら現在のデザインを採用し、たくさんの人のご協力のおかげで女性を中心に、どの世代の方にも手に取っていただける、これまでにないデザイン性の高いティシューにすることが出来たと思います。【S・F】
実は、商品完成後、店頭に置くまでにも苦労がありました。
定番商品の中に新しい商品を陳列してもらうというのはなかなかハードルの高いことで、営業の方にも協力していただいたおかげで、こうしてお客様の手元に届くところまでプロジェクトを進めることができたと思っています。
改めて、カミ商事として、会社全体がチームとなり一丸となって仕事をしていることを実感するきっかけにもなりました。
私たちの手から届けられる誇れる商品
ゼロからの企画・製造は初めてだったので、自分たちが関わった商品が市場に出るというのは嬉しかったですね。店頭に並んでいるのを見て「これ、私がデザインしたよ!」って、家族とかに自慢しちゃいました(笑)【N・A】
SNSなどで購入されたお客様の投稿を見ると「かわいいティッシュを見つけた」「ティッシュケースなしで使えてお気に入り」などのご意見やリピート購入されている旨を記載いただいていたり、お取引き先の方にもご好評いただいていると伺うことができたり、開発に携わったのものとして喜びを感じています。
ご好評頂いたおかげで、2021年には新しいプロジェクトとして印刷インキにもバイオマスインキを一部使用したKazaru×woodの商品化も実現できました。
現在次回のデザインも検討中ですが、これから更にデザインについての知識も深めていくために、日常的に流行のリサーチや、店頭に足を運んで学んでいきたいと思います。 そして時代に合わせたデザインはもちろんのこと、お客様の心をくすぐる商品として、『Kazaruシリーズ』を育てていきたいです。